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執筆者の写真Hirofumi Nagayama

私達の研究がPublishされました

私達の研究がFrontiers in Rehabilitation Sciencesアクセプトされました!


こちらの研究は,学部の卒業論文がベースとなっております.

「急性期のOTは効果があるのか?」

「また,どんな特性を持った方に効果があるのか?」

といった学生の素朴な研究疑問(その分野の方には大変失礼かと存じます.大変申し訳ございません)をデータベースによって検証しました.


方法は,最終解析対象者3501名で,欠損値に多重代入法にて20セットのデータを作成し,それぞれのデータセットにおいて,アウトカムと割付に影響を与える19変数にて,Propensity score(PS)を算出しました.PSでInverse probability of treatment weightingし,Rubin’s ruleにて,20セットのデータセットそれぞれで効果を推定し統合しました(PS算出時に投入できなかった変数とStandardized differences>0.1となった変数を調整変数として投入した重回帰分析にて算出).


その結果,積極的な作業療法介入は,FIMやNIHSSのスコアの上昇値が非積極的な作業療法と比較して有意に高値であることを発見しました.

また,サブグループ解析で交互作用を確認したところ認知機能のスコアが低値であることなど,対象者の特性に応じて効果が認められることが示唆されました.


しかしながら様々な限界もあり,どのような介入だったのかなど詳細な介入内容については不明なままです.


なにはともあれ,学部生の卒論を国際誌に載せるという1つの夢を叶えることができました!

今後もコツコツと対象者のため,作業療法のため,社会のために研究を続けていけたらと考えております.

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